interview

社員インタビュー

吉田 泰輔Taisuke Yoshida

Powertrain Production Engineering and Development Division
Materials Process Engineering Department
Casting Engineering Group

2008年入社 | 工学部

※所属は取材当時のものです

クルマ好きが高じて、
大学進学そして就職活動を
されたそうですね?

小さい頃からスポーツカーが好きで、将来はエンジン設計に携わりたいという想いから、熱力学の研究室を選ぶほどでした。小学生のときにはじめて買ったプラモデルが「スカイラインGTR」だったのですが、それ以来、「クルマを作るなら日産で」と心に決めていましたので、就職先として日産を選んだことは、自分にとって必然なことでした。就職活動当時、「シルビアを復活させたい」と意気込んで面接官の方に伝えたことを今でも覚えています(笑)。正直なところ、私は熱量で採用されたのではないかと今でも思っているほど、当時は具体的な仕事やキャリアをイメージしておらず、他社に負けないクルマをつくる技術者になりたいというキャリア観しか持っていませんでした。

社員インタビュー

目に見えるアウトプットがある現場に
面白さを感じているそうですね?

生産技術は、新しいクルマや商品を高品質でタイムリーに投入するために、生産能力の最適化を図っていく仕事です。技術者が頭の中でどれだけ考えても、現場を変化させなければ何もアウトプットは生まれません。現場を変化させてアウトプットを生み出す瞬間に立ち会えることは、経験を重ねても常に面白さを感じます。また、業務の幅が非常に広く、現行車であれば、現行部品や工場のQCT改善、新車で使用する新部品であれば、新商品の部品設計、部品の新ライン設計から最終的な部品の立ち上げまで担います。他にも新部品をどこで作るのか、海外を含めどこの工場で生産することが最もコスト競争力があり、よい製品ができるかを検討し提案することも担います。これらを自分で考え、それをチーム一丸となって実現した際の達成感は、何物にも代えがたいモノです。

社員インタビュー
社員インタビュー

アライアンス活動の体験が
転機になったそうですね?

私は鋳造の鉄部品を担当していますが、アルミ鋳造の工法課題について、ルノーの担当とペアで取り組む活動にアサインされました。この活動の最終的なゴールは、ルノーと日産で1つのスタンダードを作ること。ルノーの担当と二人三脚で、ルノーのフランスやルーマニアの工場、日産の横浜や栃木、いわきの工場に赴き、現地スタッフと対話を重ねました。現地で話を訊くことで、お互いの工場で何が違うのか、各工場が何を本当に求めているのか、様々な実態を知ることができました。実現への道のりは優しいものではありませんでしたが、ルノーと日産、相互の工場や文化(国・工場・組織)の違いを理解してオープンマインドで取り組んだことで、最終的にどこの工場とも齟齬なく活動できるスタンダードを作成することができました。この活動を通して、自分が持つ技術領域でなくても、積極的に直接現場の声を訊き、否定することなくオープンマインドで活動に取り組むことで、領域外のタスクで海外拠点との仕事でもアウトプットが出せる自信がついた経験となりました。

社員インタビュー

コラボレーションによって生まれる
可能性の広がりを
感じているそうですね?

先日、教育の一貫として「15年後にあなたは何をするか?」というテーマが与えられ、自分がまさに今、15年後に向けて何をしなければならないか検討する機会がありました。生産として何をしなければならないかを検討するにあたり、他業種含めて社内外の方々に話を聞き、相談することで大きな気付きがありました。それは、私たちの持っている技術や当たり前に行なっていることが、相談相手にとって時には新鮮なものであること。一方で、シーズ技術を相談した相手が、実は私たちのニーズの糸口を持ち合わせていることがあったり、別の部署を紹介してくれたりと、会話をするだけでいとも簡単に可能性が広がっていくことです。他業種同士が情報を交換すること・触れることで、新しい発想が生まれ、また、次々に色々な登場人物が増えていく面白さを実感しました。
電動化の推進によってパワートレイン自体がコア部品ではなくなっており、モーターやバッテリーなど、これまで関わりの薄かった部品に対して私たちが培った技術をどのようにインテグレートしていくかがホットポイントになっています。自分たちの考えている枠組みを越えた新たな領域を開拓していくという意味でも、コラボレーションすることで新しいチャレンジが生まれるきっかけとなることを体感できたので、これからも視野を広く臨んでいきたいと思っています。

MY FAVORITE TIME

愛車でドライブ

MY FAVORITE TIME

小学生の頃から大好きだったBNR32を10年前に念願叶って購入しました(笑)。暇を見つけてはドライブに繰り出しています。

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