INTERVIEW
インタビュー
部門や担当領域に縛られず、
自分の考えやアイデアを自由に発信できる。
所属:コネクテッドカー&サービス技術開発本部 コネクテッドカー&サービス開発部 サービス開発グループ
日産が掲げていた
コネクテッドのビジョンに共感。
前職も日系の完成車メーカーで勤務しており、車載ナビゲーションの要求仕様作成や車両に組み込む際のレイアウト設計、動作試験などを担当していました。当時の私が手掛けていたナビは、ルート案内やラジオ、Bluetoothによるスマホのペアリングなどのみのシンプルな構成。一方で、他社のメーカーではコネクテッド機能を搭載したIVIのようなナビを開発し始めていることを知り、自分自身も先進的なナビの開発に携わるチャンスを求めて転職を考えるように。
転職先として複数の完成車メーカーを検討しましたが、単純にコネクテッド機能を搭載するだけでなく、“自社も含めたアライアンス企業のクルマ同士をつないで運用する”、“EV用の充電施設を効率的に使用できる環境を構築する”など、コネクテッドカーを広めた後の未来の社会までを視野に入れていた日産のビジョンに魅力を感じ、社会に貢献する仕事ができることを期待して入社を決めました。
企画立案の最上流から、
新たなコネクテッドサービスを生み出す。
現在はBtoB、BtoC双方の領域に向けてコネクテッドサービスの開発を行う開発本部に所属し、お客様に満足いただけるようなサービス要件の検討や、システムを構成する部品の設計を担当しています。たとえば、スマホアプリからクルマのエアコンを作動させる『乗る前エアコン』や、クルマのドアがこじ開けられたりした際にスマホに通知を届ける『カーアラーム通知』などは、私が担当し、すでにリリースされているサービスです。現在このほかにも、さまざまな新サービスの開発を進めています。
このようなサービスの企画については、企画を専門に行うグループからの発案がほとんどでしたが、最近では私たちのような設計部門側から企画を提案する機会が増えているんです。つい最近も、私自身が発案した新しいコネクテッドサービスが採択され、開発がスタートしました。
専門知識を極めながらも、
部門や担当領域を超えた提案ができる。
日産は、前職の完成車メーカーと比較して規模が大きいため、業務が細分化されており、各部門・各領域に深い専門知識を持つプロフェッショナルが在籍していると感じます。ただしそれは、決して仕事の裁量が小さいことを意味しているわけではありません。前述した設計部門と企画部門の関係性がその一例ですね。それぞれの業務範囲が定められていながらも、部門や担当領域のハードルを飛び越えて提案したり、部門を横断して協力し合ったりできる環境があるので、前職時代と比べても仕事の裁量が大きくなっています。
また、日産のR&D部門には、私のような自動車業界出身者だけでなく、IT企業や通信キャリアの出身者など、他業界からの転職者が多数在籍していることも特徴。それぞれの専門分野を活かしながら、力を発揮しています。さまざまなバックグラウンドや多様な価値観を持つ仲間が集まり、より良いモノを生み出すための議論ができることも、日産で働く魅力の一つです。
ゆくゆくは企画と設計をトータルで統括し、
部門を跨いで活躍するエンジニアに。
今後の目標は、まず現在開発中のコネクテッドサービスを世に出すことが第一ですが、その過程で得られる多種多様な走行データを活かしたサービス開発にも挑戦したいです。そのため、データ解析のノウハウについても学びたいと考えています。さらに将来的には、企画と設計をトータルで統括し、部門を跨いで幅広い人たちと仕事ができるようなエンジニアを目指したいですね。
グローバル企業である日産では日常業務でも英語力が必要になりますが、私も最初から上手く話せたわけではありません。毎日のように各国のエンジニアと話していると、自然と英語力が向上するので心配は不要です。それ以上に、国境を超えたモノづくりができる喜びは何物にも代えられません。自分が手掛けた製品・サービスを世界に届けたいと考えている方や、部署や専門領域だけに捉われない働き方を実現したい方にとって、日産は素晴らしいフィールドになると思います。