Interview

企画本部の仕事とキャリア

Corporate Strategy and
Business Development Division

R.S.

Deputy General Manager

2017年 中途入社

My career

前職は監査法人で、さまざまな企業の経営にコンサルタントという立場で関わっていました。クライアントの経営に数多く携わる中で、自分自身がオーナーシップを持って中長期的に経営に関わりたいという思いが強くなり転職を検討し始めました。転職先を探す上で重視したことは、グローバルに活躍できること、そして中途入社でもプロパー社員と隔たりなくキャリア形成できる環境があること、この条件と合致したのが日産でした。自動車業界が100年に一度の大変革期を迎えている中、日産ならではのダイナミックな経験と、いろいろな課題を乗り越える面白さや達成感が得られることに期待し入社を決めました。入社後は経営戦略本部 中期経営計画チームに所属し、現在までキャリアを歩んでいます。

中期経営計画は発表して終わり
というわけではないそうですね?

中期経営計画というと、3年や5年ごとに対外的に発表する経営戦略というイメージを持たれているかもしれません。日産の中期経営計画チームは、発表のタイミングで動くわけではありません。日々海外の経営戦略チームを含む国内外の関連部門と連携しながら、外部・内部環境を定性的・定量的に分析。変化する事業環境に応じて、中長期的に会社としてありたい姿・あるべき姿を実現するための課題抽出と、取るべきアクションを検討し実行に繋げることで、中期経営計画の実現を図っていきます。
中期経営計画で対外に発表している内容は、氷山の一角です。その裏には地域ごとの収益、車種ごとの収益など、さまざまな計画の上に成り立っており、実現のためには総力を挙げて取り組む必要があります。そのため、関連する多くの方にとって、仕事を進める上での羅針盤となり得るような計画の策定を心がけています。

どんなことに留意して
仕事をしていますか?

物事を多角的な視点で捉え、課題を正しく理解した上で、効果的かつ効率的に課題解決に取り組むことを意識しています。バリューチェーンを幅広く見ながら各部門の考えをしっかりと聞き、会社としての成長につながる最適解を導き出せるよう努めています。中期経営計画チームには、バックグランドの多様な人材が揃っており、それぞれが独自の角度で物事を見ることができます。その多様性が全体最適を図る上では欠かせず、日々新たな視点に触れ、刺激を受けています。
さらに企業経営という観点では、短期的な利益だけではなく、持続可能な成長を遂げるために何が必要なのかという視点が欠かせません。例えば、目先の販売台数を伸ばすためにインセンティブを多くすれば、ブランドが毀損される可能性があるように、物事にはトレードオフがあります。必ず短・中・長期的な視点を踏まえた上で、持続的成長のために何をすべきかをテーマに取り組んでいます。

VISION

昨年から中期経営計画チームと兼務して、中国事業部 企画戦略グループで中国に特化した企画業務に従事しています。世界全体を見渡せば、さまざまな課題が混在しています。さらに国や地域によって特色が異なり、この違いを意識しながら戦略を考えなければなりません。中国事業部との兼務は、今後のキャリアを考えた際、もう少し現場に近い立場で物事を見たいと思い、自分から手を挙げて参画しました。中国における自動車産業は目ざましいスピードで変革が進んでおり、そこで得られる経験・知識は、必ず将来のキャリアに活きると考えています。今後も現状に満足することなくさまざまな挑戦を続け、会社にとっても、自分にとっても、長いスパンで成長につながるような取り組みを続けていきたいです。