
どんな学生でしたか?
少人数の女子大だったのでのんびりとした雰囲気の中で過ごしていましたが、課題が出るとみんなで自習室にこもり得意な人に教えてもらい学生同士協力しながら完成させたことを覚えています。
また、修士のとき数か月フィンランドの大学の研究室にインターンに行きました。言葉の壁・限られた期限の中で目標を達成する難しさを学びました。一方で、色々な国や年齢の人で一緒に研究して休憩時間に議論し合ったことや帰宅後の生活や週末を大事にする文化に触れられたのはよい思い出です。
日産に入社を決めたきっかけは何ですか?
自分が携わったものを日本だけでなく色々な国の人に使ってもらいたいと思い、会社選びをしました。最初は自動車会社で働けるのか・大学時代に学んだことは通用しないのではと不安もありましたが、リクルーターの人が熱心に質問に対応してくれ、会社見学もさせてもらい、働くイメージを持つことができたというのが入社を決めた理由です。
仕事で大変だったことは何ですか?
入社して最初に担当したカーナビの開発が大変でした。2画面ディスプレイ・スマートフォン連携機能など日産として初めての開発が多かったため、計画通りの日程で進まず何度も計画の見直しを行いました。また海外・国内の複数サプライヤが一緒に一つのナビを開発したので、各サプライヤが開発したものを合わせこむ部分に苦労しました。
仕事で学んだことを教えてください。
上記の経験から最終的にはクルマとしてお客さまに届けなければいけないということを学びました。私が担当している部品は小さいかもしれませんが、一つの部品でも開発が遅れるとクルマの発売日(お客さま)に影響を与えてしまいます。部品単体だけでなく、影響を与える他の部品との整合性・最終的にクルマとして完成したときにお客様の期待通り動くか、それを意識して開発することが重要であると学びました。
