
どんな学生でしたか?
とにかく色々な経験をしました。例えばバーでの接客では初対面の方と会話を弾ませるのは大変でしたが、それを通してコミュニケーション力が磨かれたと思います。大学ではバンドを組んでいたのですが、卒業記念として自主制作のアルバムを作りました。苦労をしながら最後に納得できる作品が完成した感動は忘れられません!
日産に入社を決めたきっかけは何ですか?
学生の頃から日産のデザインが好きでした。そんなある日、母親が交通事故に遭い、幸い軽傷で済んだのですが、その時乗っていたのがマーチというクルマで、人の命を守る技術に私も携わりたいと思いました。ただ、私研究室のテーマが生体工学でしたので業務とはほとんど関係なかったのですが「人を救う技術」をやりたいと思っていたので、根本は通じるところがありましたし、基礎知識は入社をしてから身に付けました。
仕事における成功体験を教えてください。
入社6年目のとき、アメリカに3ヶ月間出張に行きました。日本には頼れる先輩がいたのですが、現地では自分が中心となり課題を解決しなければいけませんでした。言葉の壁はもちろん、仕事の進め方も違うので大変でした。会話を重ね、少しずつロジカルな説明ができるようになり、色んな方々に協力してもらえるようになりました。当時はひたすらガムシャラでしたね!振り返ると、グローバルに課題解決をした最初の成功体験だと思います。日産で働く上で大きな自信を得ることができました。余談ですが、当時一緒だった現地のエンジニア達とは今でも連絡を取り合っていて、出張で行き来するときは必ず遊びに行っています。世界の色んなところに仲間が増えていくのは楽しいですね!
今の業務は自動車業界、日産の未来にどうつながっていくと思いますか?
私の専門は衝突安全ですが、最近では予防安全技術のことも考慮しながら開発をしています。こうした安全の領域はますます重要になっていくことでしょう。 日産は自動運転などの先進技術でワクワクする車を提供したいと思っています。しかし、お客さまに安心して使っていただくには確かな安全性能が必要です。自動化が進めば、お客さまの使い方も変化しクルマの形も変わっていくかもしれません。そのような時代の変化に応じた安全を提供できるよう、日産だけでなく自動車業界全体を巻き込んで考えていかなければ!と感じています。
