ディーラーネットワーク

どんな学生でしたか?
朝はパン屋→昼間は大学→夜は塾講師、といった日を週3~4日こなすようなアルバイトに明け暮れる学生でした。また片道2時間近くかけて通学していたので、その時間を勉強時間に充てて日々効率的に過ごしていました。貯めたお金で友達と旅行へ行ったのも良い思い出ですが、アルバイトを頑張っていた最大の理由は、短期でも良いから海外留学したいという夢があったからです。大学3年生の夏休みという短い期間ではありましたが海外での生活を経験する中で、日本のモノづくりが世界で高く評価されているのを知り、メーカーに興味を抱くようになりました。
日産に入社を決めたきっかけは何ですか?
日本のモノづくりを世界に広められるような仕事がしたい、とメーカーを志望しました。幼少期から両親にクルマで沢山の場所へ連れて行ってもらったこともあり、自動車業界に興味を持ちました。なかでも日産は、入社の段階から職種を選択できるのが魅力的でした。というのも、私はこれまでの経験から「クルマを通じた生活や思い出」といった“コトづくり”のフィールドに携わりたいと思っていたので、面接時からその分野に自ら挑戦できることは非常にありがたかったです。
入社時の仕事について教えてください。
入社時の配属は国内セールス部門で、販売店で働く販売員の方向けの新型車教育を担当するチームでした。カタログに載っているような新技術やスペックをそのまま伝えるのではなく、「この新技術でお客さまの生活はどう変わるのか?」や「デザイン変更のポイントはどこなのか?」といったモノづくりの人たちの思いを販売現場の最前線へと繋げる、いわば架け橋のような仕事でした。商品企画や設計・開発・デザインといったモノづくり部門の方たちへインタビューする機会が多くあったのですが、思いを熱く語ってくださり胸を打たれることが多々ありました。同時に、なんとしてもこのモノづくりの思いを販売の最前線に、そしてその先にいらっしゃるお客さまへも伝えたいと思い、入社前から思い描いていた”コトづくり”に関わる仕事ができて、大変でしたが楽しかったですね。1台のクルマの販売の背景には、沢山の人たちの思いや努力が込められていることを、今後も忘れないようにしたいと常々思っています。
部門が異動になってどうですか?
入社4年目で希望が叶いグローバル部門へと異動になりましたが、当初は主要20か国を横並びで管理しているという規模感の大きさに驚き、プチ転職をしたような気分でしたね。2年半戦略推進部で部門全体の戦略やプロジェクトを俯瞰する中で、「お客さまに近い仕事がしたい」と再実感し、4月からリテールエクスペリエンス部という販売現場における顧客体験の向上を考える部署へ異動してきました。国によって市場の状況やお客さまが期待する価値は異なるので、地域横断でプロジェクトを管理することや各国との合意形成において難しいと感じる局面は多いですが、会社の重要な仕事に参加できるのはグローバル部門ならではのやりがいだとも感じています。来月、私が担当しているプロジェクトの最初の導入国へ海外出張を予定していて、実際に現地の店舗の様子やそこで働く人たちの声を自分の目で見ることができるので非常に楽しみです。
