INTERVIEW
インタビュー
「グローバルな日産」の活動を支える
コンプライアンス体制を構築する。
所属:グローバルコンプライアンス室
日産の求人情報を読んで
「この会社なら」とワクワクした。
前職は外資系のコンサルティングファームで、お客様に対して内部統制やコンプライアンス等の領域を対象にしたリスクコンサルティングに従事してきました。約6年間勤める中で、2つの想いがあり転職を考えました。1つは、第三者の立場からお客様の意思決定を導くコンサルタントではなく、企業の中の人材として事業に携わり、その運営を支えていきたいと思ったこと。もう1つは、私自身の得意分野でもある語学力をもっと活かせる環境を探していたことです。前職で私が相対していたお客様は日系企業が中心。自分が思うほど外国語を使う機会は多くありませんでした。
「次は日本の会社に貢献したい」という本音もあって日系でありながらダイバーシティ豊かな社風の企業を探していたところ日産に出会いました。世界規模で事業を展開しており、大きなスケール感の仕事ができそうでしたし、何より求人情報にワクワクしたんです。内容を読んだときに、“ルーティーンさ”を全く感じず、私にとって新しい挑戦をさせてくれそうな会社であると直感したのが決め手でした。
世界各国のグループ会社と連携し
強固なコンプライアンス体制を。
現在はグローバルコンプライアンス室で、海外グループ会社を含めた日産グループ全体のコンプライアンス体制の整備や運用を担っています。他部門や海外のグループ会社と連携しながら、コンプライアンス関連のポリシーの策定や各種取組みの企画、運営などを行っています。直近は日産グループを取り巻く取引先をコンプライアンス観点でどのように管理すべきかという点について、さまざまな施策の企画に取り組んでいます。
海外拠点とやり取りするうえでは、各国のコンプライアンス関連の法令に留意するようにしています。各拠点は、所在国の法令に基づいて企業活動を展開しています。そうした相手方の状況も理解しながら日産本社として進めたい方向性と照らし合わせ、最適なルールづくりをしていくことが大切です。
特にやりがいを感じているのは、「当事者意識」を持って仕事ができるという点です。今はコンサルタント時代に蓄積してきたリスク・コンプライアンスに関する知見をベースに、企業内の立場から実際に施策を実践しています。時にさまざまな責任や困難を伴いますが、会社をダイレクトに変えられる点が大きな充実感につながっています。
社内のダイバーシティは想像以上。
「適切な配慮」が働きやすさをつくる。
ビジネス規模がグローバルで大きく、かつダイバーシティ豊かであるという日産の社風が入社の決め手のひとつでしたが、率直に言って想像以上でした。まず驚いたのは、横浜の本社ではどのフロアに行っても、当たり前のように外国籍の社員がいて、英語での会話が飛び交っていること。また、性別による機会の不平等のようなものも全く感じません。女性管理職は当たり前ですし、子育て中で時短勤務をしている役職者の方も、自然体で勤務されています。子育てや介護などによる多様な働き方が当たり前で、周囲も本人が引け目を感じない程度の「適切な配慮や気遣い」をしていただいているように思います。
一方で業務面では、グループが非常に大きく組織同士のつながりも複雑なため、何かの施策を実行しようとしても一筋縄でいかないことが少なくありません。しかし考え方を変えれば、私たちの取るアクションは国内外の多くの関係者にとって影響力が大きいとも言えます。さまざまなステークホルダーと連携し、合意をとりながら少しずつビジネスを前に進めていく実感こそが日産で働く醍醐味です。
グローバル企業だからこそ
現地に出向き、現場を知りたい。
私生活では子育て真っ最中です。フルタイムで勤務していますが、オフィス出社と在宅勤務を組み合わせることで仕事と家庭のバランスを取っています。グローバルコンプライアンス室では、時差のある海外拠点とのミーティングも日常的に発生しますが、適切な時間帯での調整に努めることで、業務の時間帯が不規則にならないように工夫しているため、働き方は安定しています。
私が日産で今後挑戦してみたいことのひとつとして、海外グループ会社への出向があります。前々職で勤めていた会社で、上海の拠点に出向した経験がありますが、その海外赴任では本社組織と比べて拠点規模が小さいからこそ、自ら裁量を持ってビジネスを推進させていける面白さを強く感じました。現在は本社の立場で日産グループのコンプライアンス体制づくりに取り組んでいますが、現地に足を運び、現場をしっかりと理解したい気持ちも強いです。入社から日が浅く、会社や自動車業界についてこれからキャッチアップすることも多いですが、自分の経験や得意分野を活かしながら日産のために何ができるかを考えていきたいですね。