INTERVIEW
インタビュー
全国1万人超が関わるサービス業務の
デジタル化と業務改革を推進。
所属:日本アフターセールス本部 アフターセールスリテンション部
無形資産を扱って気づいた、
クルマ=有形資産を手がける奥深さ。
前職はリース会社に勤務し、主に大手半導体メーカーなどへの融資を担当していました。転職のきっかけは、お客様と深く関わる中で、“融資後”の工程に惹かれたため。“価値ある有形資産を生み出し、世の中に役立ち、感謝される”というメーカーの奥深い事業性に憧れたことが、日産に飛び込む原動力になりました。
自動車業界を志望した理由には、金融業での経験が大きく関わっています。自動車ビジネスの裾野の広さを実感し、日本の基幹産業に貢献できたらやりがいも十分だと思ったんです。また、国内マーケティング&セールス部門ならば、前職で培ってきた決算情報などの数値データを読み解くスキルや、“データを分析し、仮説を建て、提案を行う”自分なりのサイクルも活かせると考えました。それに実を言うと、私は小学生の頃からクルマが大好きでして。特に日産は、シルビア、GT-R、フェアレディZなど、美しく魅力的なクルマづくりに長けたメーカーですから、縁に恵まれたことは心から嬉しいですね。
一段上の業務に挑戦できる。
その緊張感とやりがい。
入社後は新車販売の拡販を目指すマーケティング業務からスタートし、次に地域・顧客トレンドや市場動向などの調査・分析をとおして販売予測を立てる台数見込チームを経験。1年ごとに異なるミッションと業務に携わり、経験と知見を深めてきました。こうした中で特に驚いたのが、裁量の大きさです。たとえば1年目に西日本地域のマーケティング担当として、TV・WEB・チラシといった広告の企画・制作に携わったときのこと。起用するタレントの選定など、重要項目も含めて大部分を任せてもらえました。もちろん、最終的な決裁は上司が行いますが、“マネージャークラスの業務にチャレンジしている”イメージで、いい緊張感がありますね。
また、日産はあらゆる面でチャレンジ精神を大事にする会社です。実際、私は入社4年目にアフターセールス部門に異動したのですが、これも「自動車ビジネスをトータルに経験してキャリアを磨きたい」という私の希望を、上司が真摯に応援してくれたおかげで実現しました。
サービス革新のために、
現場と膝を突き合わせ、対話を重ねる。
メーカーがどんなにいいクルマをつくっても、全国の販売会社の努力と活躍がなければ新車は売れず、日産のブランド力も向上しません。ですから我々は、『販売会社』も『エンドユーザー』も、どちらも大切なお客様という意識で、サービス収益の最大化や業務支援に取り組んでいます。その中で私は、店舗オペレーションの効率化を担当。点検・整備など、テクニカルスタッフ(TS)業務のシステム化を推進するべく、ある時は全国を巡って導入説明や浸透に努め、またある時は現場の声を収集し、開発部に対してシステム改善や機能追加の企画提案も行います。
現在、販売会社で働くTSは実に1万人超。これだけ大規模なシステム導入は、インフラ整備にも近いダイナミックさがあります。しかし、各店舗の状況は本当に千差万別。膝を突き合わせて向き合い、現場への理解を深め、話し合う姿勢がなにより大切です。泥臭い面もありますが、仕事の成果は全国1万人以上の業務負荷削減となって表れるので、頑張りがいがありますね。
金融時代の知見も活かし、
アフターセールスの事業発展に貢献したい。
私自身、働き方という面では非常に満足しています。特にありがたいのは、労務管理が徹底されていること。普段、上司から怒られることは滅多にありませんが、こと有給休暇の取得に関しては「ちゃんと休むように」と厳しく言われたことも。また、職場全体にフレックスを活用した働き方が浸透しているため、子どもの送り迎えなども気兼ねなくできますし、業務時間をコントロールできるおかげで、仕事の効率も着実に高まっています。このような働きやすい環境の中で、より深く、幅広く自動車ビジネスに携わっていくことが私の目標です。
それにいつかは、前職で培った金融の経験と知識も活かしていきたいですね。実際、アフターセールスの領域でも、サービスに関連した保険や保証、ローンなど、お金の流れや仕組みづくりは付き物。昨今では支払方法の多様化も進み、カーシェアをはじめとしたこれまでにない潮流も生まれています。ファイナンスの改善や新たなスキームづくりに貢献できたら嬉しいですね。