INTERVIEW
インタビュー
人事をとおして実感した日産のスケール。
社員が実績と経験に誇りを持てる環境を。
所属:R&D人事部 人事課
日産の未来を担う開発部門。
そこで働くエンジニアの活躍を支える。
いま日産自動車では全社をあげてダイバーシティ、人財育成、働き方改革に注力しています。その実現を担い、会社のパフォーマンス最大化を支える人事部門は、さまざまな国籍やキャリアを持つ多様な社員が活躍する組織です。その中でも私は、最大規模の開発部隊であるR&D部門のHRビジネスパートナー(HRBP)を務めています。R&Dは自動車の開発責任を一手に担い、約8000人が集う部門で、HRBPの影響力や責任も大きなものがあります。
組織・人財開発を担当する私のミッションは、全社員の4割近くを占めるエンジニアが最大のパフォーマンスを発揮できる環境をつくりあげること。特に本社の人事ストラテジーをベースに実際のビジネスや人財にフィットするカタチで推進していくこと、そして、その効果・成果を自分の目で確かめていけることが面白さの要素です。当然、これを実現するためにはエンジニアのみなさんと直接交流する必要があり、そこから私自身も多くの学びを得ます。彼らが持つ技術や経験は本当に素晴らしく、その高いプライドに尊敬の念を抱いています。そんな社員が自分の実績に誇りを持ち、幸せに働ける環境をつくる。それが、日産に来て抱きはじめた私の目標です。
困難な環境が人を成長させる。
変わっていく日産は、面白い。
前職の大手IT企業では、採用戦略の策定やブランディング、採用の実務まで幅広く担っており、大変な忙しさと難易度の高い業務に充実した日々を送っていました。ところが、やがて私の仕事が評価いただけるようになると、さまざまな仕事がストレスなくスムーズに進められるようになってきました。当時は、「このままではいけない」と焦りを感じていましたね。思うように進まない環境の中でこそ、もっと成長ができるはず。そう考えた私は転職活動を開始。
複数の会社から声をかけていただきましたが、“変革が求められていて、チャレンジができる”という環境が決め手となり、当社を選びました。日本の経済成長を支えてきたトップ企業の一つでありながら、100年に一度の変革期の真っ只中にいるその環境とタイミングはきっと面白く、自分の成長のきっかけになるだろうと、素直に感じたことを覚えています。
社会と未来に影響を与える大企業。
その現場を支え、将来の経営層も生み出す。
日産が生み出すプロダクトは、社会を動かすために欠かせない存在であり、地球の未来にも影響を与えます。そんな会社が変革する時期を内側から見られること、そして、成長に関わる組織・人財開発を担える面白さは、いまここでしか味わえません。日産にとってエンジニアを含めた人財は、その変革や成長を支える“財産”のような存在。たとえば、“クルマのつくり方がわかる”人財はコーポレート部門からも強いニーズがあり、R&Dから将来の経営層を生み出すタレントマネジメントもHRBPの重要な役割です。
ちなみに、前職がIT企業だった私が当社に入社して驚いたのは、自動車というプロダクトには、本当に多くの人たちが関わっているということ。IT業界では有名なシステムでも数百人の規模で開発・運営していることはよくあります。一方で自動車は、開発、生産、販売、アフターメンテナンスまで含めると、数十万人が携わることに。そうしたバリューチェーンの大きさは、圧倒的な規模感にもつながっており、日本の製造業の強さを思い知るとともに、そのスケールにやりがいを感じます。
“職人技”の価値を誇れる組織・制度を。
挑戦と失敗の先に生み出せるものがある。
人事という仕事の本質は“人の成長をサポートする”こと。日産に入社して、その大切さを一層感じるようになりました。若さによる瞬発力も大切ですが、経験値によって生まれる“職人技”にも大きな価値があります。社員の中には年齢と経験を重ね、やがて退職をされる方や、やむを得ない事情で仕事を離れる方もいるでしょう。それでも、日産で貢献してきた実績は製品として、そしてお客様の思い出に残り、世の中から消えることはありません。その価値を社員が感じられるように組織や制度を用意することも人事の仕事であり、成長のサポートにもつながるのだと思いを新たにしています。
当社は、チャレンジをする人がきちんと評価される企業です。なぜなら、日産自身が挑戦と失敗を経て、世界初の技術を生み出してきたから。よくイメージされるような大企業の年功序列とは真逆の文化です。失敗を恐れず前向きに頑張っていきたいという思いを持った方にとって、この上なく面白い経験が積める環境だと実感しています。