Message
企画本部 役員メッセージ
専務執行役員
グローバル商品企画本部
グローバルプログラムマネジメント
NISMO(日産モータースポーツ)
イヴァン エスピノーサ
Ivan Espinosa
未来を創造する:多様性を活かして
サステナブルでエキサイティングな製品を開発
私の部門では、世界中の日産およびインフィニティの市場に向けた、製品やサービスの方針を定めています。私はプログラムダイレクターズオフィス、商品企画・戦略、EVプログラム&エナジーエコシステムの3部門を率いています。20カ国以上から集まったスタッフが社内の各部署と未来を創造する、そんなチームの一員であることにとてもやりがいを感じています。
プログラムダイレクターズオフィスは、新しい製品やサービスの競争力、デザイン、性能などを検討し、利益とプレゼンスを最大化します。これには、組織全体のコミットメントが必要です。商品企画は、革新的でエキサイティングな製品やサービスの開発がミッションです。市場やお客さまを深く理解し、予測し、商品のライフサイクルプランをアップデートします。EVプログラム&エナジーエコシステムは、戦略的なイノベーションを通じた新しいビジネスチャンスの発見、カスタマーエクスペリエンスの向上を目的としています。エコサイクルという4つのステージの開発に重点を置き、車両の販売だけでなく、エナジーソリューションとしての活用、バッテリーのリユース、転用、リサイクルが含まれています。
チームの強みの源泉は、バリューチェーン全体への理解です。製品の構想や開発の初期段階からライフサイクルマネジメントの最終段階まで関わっています。また、日本や主要市場の企画グループには多国籍なメンバーがおり、それぞれの市場の状況や競合他社、お客さま、および私たちの製品の使われ方を直接把握できます。
自動車業界には3つの主な変革が訪れています。1つ目は電気自動車へのシフトです。お客さまへ実質的な利益をもたらすためのさらなる新しい価値創造が不可欠であり、それは商品企画の段階から始まります。2つ目はコネクティビティです。生活とクルマでの体験のシームレスなつながりが求められる中、さまざまな技術がクルマに集約され、コネクティビティへの期待が増大しています。3つ目は自動運転技術とそれによる新たな体験です。ドライバーと同乗者が共に楽しめることが大切です。
私たちは、これらの課題を乗り越えるべく「多様性」を強化しています。他の業界から人材を採用し、教育し、知見を共有しています。例えば、モビリティ業界やタブレット端末業界から来た人の経験を、既存の社員たちに融和させています。製品とお客さまの期待を結びつけることが目的です。また、革新性と創造性を高めるために、人材教育とプログラム開発を継続的に実施しています。デジタル化も進め、市場の理解に役立つツールを提供しています。
私の部門では、未来の技術に触れることができます。エンジニアリングからマーケティング、営業、製造まで幅広い人々と交流し、バリューチェーン全体に触れることもできます。また、日産は社員に国際的な経験を提供しています。そのおかげで私はプロフェッショナルとして成長しました。100もの国々を訪れた私は、日産を代表するグローバルビジネスパーソンの一人です。
皆さんは、新しい世の中を作り、社会を良くする力を持っています。ワクワクするようなクリーンで環境に優しい製品やサービス、革新的なモビリティソリューションは、大都市の発展を進め、生活を進歩させます。仕事を通じて自動車の設計・開発方法を変え、世界に貢献し、人々に新たな体験をもたらすことが可能です。私たちは、製品とサービスを組み合わせ、より良い暮らしとエキサイティングな体験を提供しています。その最高の報酬こそ、お客さまの笑顔なのです。