
どんな学生でしたか?
大学では有機化学を専攻し、研究室では合成実験の日々を過ごしました。空き時間はラジオ番組の制作と塾講師のアルバイトに時間を費やしました。もともとラジオ番組が好きだったこともあり、仲間と収録、編集作業に没頭したことはよい思い出です。また塾講師のアルバイトでは、生徒の「わからない」を「わかった!」に変えることが嬉しくて、そのために何度も教え方を試行錯誤していました。いろいろな好きなことに没頭できた大学時代でしたね。
日産に入社を決めたきっかけは何ですか?
何かを作ることが好きだったので、モノづくりに関わる仕事がしたいと思い説明会に足を運びました。日産は会社訪問を行った際に、社内に当たり前に外国の方がいたり英語で電話する社員がいたりと、グローバル企業(世界とつながっている!) を意識しました。今まで海外と無縁の生活だったので、御縁頂けるならば新しい世界に飛び込んでみたいと思ったからです。
仕事のやりがいを教えてください。
自動車部品を輸出・輸入する際の梱包仕様(荷姿)の検討する仕事をしていますが、海外とやり取りをする機会が多くあります。言葉の違いは勿論、物事の捉え方や時間の感覚など日本で当たり前と思っていることが海外では全く通じないなど、沢山の「違い」に遭遇しました。我々の使命は、部品の品質を保ちつつ物流最適な荷姿を提案することですが、上記の「違い」から荷姿仕様に対する意見が異なり調整が難しい場面が多々あります。そんなとき「違いがあるからできない」ではなく「違いを受け入れてどう進めるか」を考えるよう心掛けています。先ずはお互いを理解すること、そして相手の立場に立って物事を考えることの重要性を学びました。時には「違い」の溝が深く、お互いを理解するのに時間がかかることもありますが、コミュニケーションを繰り返して双方が納得し物流最適となるよう、課題を解決に導くことがやりがいです。
仕事の中で学んだことは何ですか?
工場へ自動車部品を納入する際の荷姿検討を担当していますが、工場によって場所や人、作業環境など受け入れ条件が異なっており、全工場が受け入れ可能な荷姿を提案することが求められます。物流業務における最初のお客さまは、部品をお届けする工場です。工場にとって最適な仕様を提案するためには、先ず工場の現場を知ることが大切だと学びました。各工場までの運搬条件、現場のレイアウト、作業の様子などを現場に行って自分の目で見て確認することで、机上では見えなかった課題を知ることができ、解決への糸口へとつながることが多々あります。できる限り自分の目で現場を見て知ることを心掛けています。
