Global interview

Global interview

山本 加奈子Kanako Yamamoto

Global Vehicle Logistics
Department(SCM)
Staff

2015年 | 国際教養学部

これまでのキャリア

入社1年目~
日本物流部にて車両物流の基礎オペレーションを経験
入社4年目
同部で販売会社への出荷タイミング変更プロジェクトでメイン担当として携わる
入社5年目
同部でオペレーション改善プロジェクトに物流部側まとめ役として携わる
入社6年目〜
車両物流部でグローバルの車両物流の予実算を管理

クルマという生活インフラで
世界中の人々に
貢献できる仕事を

漠然と、世界のことが知りたいと思い国際教養学部を選びました。留学が必須課程で授業はすべて英語。かなりハードな環境に身を置きました。自身のキャリア観が固まったのは、大学時代の留学経験からです。留学先には世界中から様々なバックグラウンドをもった学生が集まっていて、「日本だけじゃない、世界は広いんだ」と痛感しました。どうせ仕事をするなら、1億人の日本人だけを相手にするよりも、世界中の数十億人を相手にする方が絶対に面白いと思い、グローバル企業への志望が固まりました。
日産を選択したのは、世界中の人々への貢献を実感できる仕事だったからです。私は出身が田舎で、クルマがなければコンビニへすら行けないような環境で、クルマは生活インフラとして欠かせない存在でした。世界を相手にしながら、人の暮らしを豊かにできる仕事に、自然と志望度は高まっていました。

世界中のお客様に
クルマを届ける使命感を胸に

「グローバルなフィールドで働きたい」とより強く思うようになったのは、入社3年目に経験した長期の海外出張がキッカケです。中国の車両物流部にて、現地のオペレーション方法、物流会社との交渉内容などを学びましたが、日本の物流部とは何もかも違うことに驚きました。同時に、各国の「違い」をもっと知りたい、世界をフィールドに活躍したいという思いが一層強くなりました。
その後、キャリアを積み、現在は車両物流部に所属しながら、世界各国の車両物予算を管理しています。世界約20拠点の情報を取りまとめ、拠点ごとに異なるオペレーションを意識しながら密にコミュニケーションを図っています。車両物流は、日産の中でも最下流を担う仕事であり、お客さまにクルマをお届けする最後の要でもあります。天候など様々なイレギュラー状況下においても、納車を待っているお客さまのために何がなんでも物流を止めないという使命感が、自然と自分の中に芽生えていることに気づきました。

それぞれの「違い」を理解し
最適解を導く

この仕事で大切なことは、各拠点で異なる特性を同質化して主導するのではなく、それぞれの最適解を追求することです。そして拠点ごとの長所・短所をしっかりと把握し、ある拠点での良い取り組みを他拠点にも普及させていくことも大切です。その際には、良い「結果」だけに目を向けるのではなく、なぜ良い結果を生めるのか、拠点の人たちがどう考えどう行動した結果なのか、本質を把握する必要があります。拠点の特性を踏まえ、本当にこの方法がこの国の拠点にとっては最適なのかを判断するために欠かせない材料となるからです。
入社3年目の海外出張での気づきをキッカケに、様々な国の課題や良さを探求し続けてきました。各拠点に最適解を導入する仕事は、私が働く原点でもある「グローバルなフィールドで働く」という実感と、大きな充実感をもたらしてくれています。

グローバルな視点で全体最適化を図る

次なる目標は私は各拠点の物流を統括する立場にいますが、拠点それぞれが主導となり独自に取り組んでいることも多くあります。しかし輸出入という軸でつなげてみたときに、例えばアメリカにとっては中継地の港で車を下ろすと物流費がかさむとしても、全体で見れば船賃を含めてもコストカットにつながる場合があります。こういったケースを探りながら、グローバルな視点で全体最適化を図る仕事をしていきたいです。そのためにも、相手を説得してアクションを起こしてもらう力が、まだまだ私には足りていないと感じます。次の目標としては、近いうちにぜひ海外駐在にチャレンジして、修羅場をくぐりぬける経験をたくさん積んで成長したいと思っています。

特別ではなく当たり前
世界に仲間がいる魅力的な環境が日産にはある

日産の魅力は、単にグローバルというだけではなく、日産という一つの母体の中に日本や世界各国が収まっているため、世界中に仲間がいるという意識で働けることです。現在、私が取り組んでいることも日産だからこそ実現できていることですし、海外出張も仲間に外国人がいることも、特別なことではなく当たり前の環境です。グローバルな環境で働きたいという方には、とても魅力的な環境だと思います。

pagetop