性別に関係なく、
機会を平等に与えてくれる環境
今日集まった3人全員、子育てしながら働いていますね。まずは女性という立場から、日産の働く環境をどう見ていますか?
性別に関係なく機会を平等に与えてくれる環境があると思います。日本的な企業だと、海外出張や海外出向は男性が優先されることが多いと思うのですが、日産ではそのようなことはありません。実際、直近で北米への出向は2回続けて女性が行っていますね。
私も以前、海外出向を打診されたのですが、家庭のことを考えて断ったことがあります。断ったからといってその後の仕事に悪影響があったわけでもなく、フラットに受け容れてもらえました。
エスティさんの言う通りで、私も昇格や仕事のアサインメントで男女差を感じたことはありません。私とエスティさんが入社した2006年頃と比べて、育児中の女性マネージャーも増えました。
そうですね。どのようにキャリアを形成していくかは本人次第ですが、日産には既に多くの女性社員が活躍しており、キャリアプランの参考にできるロールモデルが多いのも魅力だといえそうですね。
たしかに昔と比べると女性の働く環境は大きく変わってきました。私は1991年の入社ですが、本気で女性活躍に取り組み始めたのは90年代後半からだったと思います。周りの企業と比べても取り組みが早かった印象です。
そして女性に限らず、日産では様々な国籍、文化、年齢の人が働いています。ダイバーシティという点では、日産の働く環境をどう見ていますか?
性別はもちろん、国籍が違う人たちが一緒に働いているのは当たり前すぎて…。「ダイバーシティ」という言葉も意識しないくらいです。新卒入社も転職者も同じように活躍していますね。
たしかに言われてみると、ダイバーシティのことはほとんど意識しません。それが本当にダイバーシティが浸透した状態だといえるかもしれませんね。
充実した各種制度に加えて、
周囲の理解や配慮も根付いている
産休・育休や時短勤務などの各種制度が充実しているのは、女性に限らず、育児や介護などの事情を抱えているすべての人にとって嬉しいことですね。
そうですね。私は今、フルタイムで働いていますが、子供が小さい頃には時短勤務制度を利用していました。日産では子供が小学6年生まで時短勤務制度を利用でき、お子さんと過ごす時間を長く取りたい人には嬉しい制度だと思います。それぞれの人の価値観に合わせた働き方ができますね。
必須出勤時間の設定がないコアタイムなしのフレックス勤務制度もあります。家事が忙しい朝と夕方というゴールデンタイムを外して、柔軟に働くことも可能です。私自身、子供が小さい時からずっとそんな働き方をしてきました。
有給休暇とは別に、家族のサポートのために使えるファミリーサポート休暇もありますね。時間単位で利用できるので、半休を取るほどではない子供の授業参観や保護者会などに活用できて社員から好評です。
こうした制度が充実しているのはもちろん、出産・育児と仕事の両立に対する理解や配慮が根付いていることも働きやすさの理由だと思います。日産では性別に関わらずすべての対象者向けに、産休・育休や復職後のキャリア、働き方について考えるセミナーを実施しています。女性だけでなく男性も対象にした「プレパパママセミナー」も開催されていますね。
私も産休・育休に入る前にセミナーに参加しました。初めての育休や復職の時には何をすればいいのか分からないものですが、必要な社内手続きから、出産後の注意点、復職の流れなど、一連の流れをワンパッケージで教えてくれて助かりました。
必要な情報がすべてまとまっているので、心配な人もとりあえずセミナーに出ればなんとかなる、といえそうですね。
多くの人が活躍できる
環境や機会を仕掛けていきたい
日産を今以上に働きやすい環境にしていくため、皆さんはどんなことを考えていますか?
働く上では人とのつながりがとても大切だという理由から、私は「PM/BA Community」というコミュニティの立ち上げに関わりました。性別や年齢を超えて、多種多様な人たちがつながるためのコミュニティです。
いろいろな働き方があることを知り、自分に合ったキャリアを見つける良いきっかけになりそうですね。日産には、健康促進プログラム、女性向け健康情報配信など、つながりを作るための機会も豊富にあります。
在宅勤務が増えたからこそ、面と向かって会話ができるコミュニティやイベントの意義は大きいと思います。その点、情報システム部門は組織規模が大きすぎず、つながりが持ちやすいのも魅力のひとつです。
その他、ユニークな制度としては女性向けのメンタリング制度もあります。希望する社員には他部署の女性社員をメンターとしてコーディネートしてくれるもので、私はメンター側を担当したことがありました。
メンターのように何でも相談できる相手がいるのは心強いと思います。私自身、子育てしながらマネージャーとして働いている身として、若い社員から相談を受けることもあります。
もうひとつ忘れてはいけないこととして、介護と両立しながら働いている人もいます。特に介護の場合は育児と違ってあまり公にしない人も多いのですが、「周囲に迷惑をかけてしまう」という理由で退職するのは決して望ましくありません。様々な働き方を認め合える文化を醸成していきたいです。
そうですね。いろいろなライフイベントを持った人たちが活躍できるような環境や機会を、私たちからもどんどん仕掛けていきましょう!